どのくらいの人がインプラントをしているの?

最近話題になっており、歯科医院などでもよく宣伝されているインプラント。
事故や虫歯、歯肉炎などが理由で歯を失ってしまった人が、その部分を埋めるために人工的な歯を埋め込むという治療法のことを指します。
入れ歯などと違い、顎の骨に直接歯根を埋め込むため、本来の天然の歯と同じように使用できるということで、入れ歯からインプラントに移行するという人も少なくはないようです。
現在の歯科治療で、歯を失った場合の治療法としては、入れ歯、ブリッジ、そしてこのインプラントの3つの方法が主流であると言われています。
では、実際にはどれくらいの人がこのインプラント治療を行っているのでしょうか。

インプラント治療を行っている人の平均年齢は、割と若い人が多いと言われています。
インプラントは、入れ歯と違って天然の歯と見分けがつきにくいため、見た目が良いという点がメリットのひとつです。
やはり他人からの視線を気にする若い患者さんは、事故などで歯を失ってしまった場合にインプラント治療を選択するという人が多いようです。
しかし、最もインプラント治療を多く行っている年代は、歯周病などが悪化しやすいとされている40代から50代であると言われています。
更に高齢になってくると、その他の病気や疾患の影響でインプラント自体が実施できないという人が多くなってくるために、少なくなってくるようです。

それでも日本ではまだまだインプラント治療を行っている人の割合というのは、世界的に見ると非常に少ないと言われています。
歯を失った人に対して、インプラント治療を行っている人は数%ほどであると言われており、世界的に見ると0.1%ほどなのだそうです。
なぜこれほどまでにインプラントを受けている人が少ないのでしょうか。

インプラントは、全ての歯科医院で受けられるわけではありません。
また、インプラントは高い技術や知識が必要となるため、歯科医師は多く存在していても、それほどの能力を持った歯科医師は少ないのです。
そのことも影響して、インプラントによる失敗談やトラブルの話が多く発生し、その話を聞いた患者さんがインプラントに対して良い印象を持っていないというのも、理由のひとつであると考えられます。

また、インプラントは保険が適用されないため、1本あたり40万円前後の治療費が必要となります。
治療後も定期的なメンテナンスが必要となるため、その辺りも考慮して経済的な余裕が無ければ治療を受けるということはなかなか難しいと考えられます。
インプラントの費用と保証期間についてはこちらにかかれています。
今後、もっとインプラントに対する見解が広がっていき、高い技術を持った医師が増えてくれば、今以上にインプラントが普及し、費用も下がってくるかもしれませんね。

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