インプラント手術できる顎の大きさってあるの?

インプラント手術というのは、顎の骨とインプラントの歯根とが結合することでその強度を維持し、インプラントとして機能するようになっています。
顎の骨にインプラントを埋め込む作業を行うため、その顎の骨の形が変形していたり、骨の量が足りなかったりする場合には、何らかの対策が必要となってくるのです。
顎の骨というのは、本来歯と結合しているものなので、その歯が欠損することでその部分の骨の幅が縮んでしまいます。
インプラントを行う方は、多くの場合が歯を欠損している状態であるため、顎の骨の量が足りないということが多いようです。

こうした場合、まず考えられる対策としては、埋め込むインプラントのサイズを小さくするか、不足している分の骨を造成するかという2つの方法がとられます。
インプラントのサイズを小さくするという方法は、治療期間も短くなりますし、骨を造成するのに比べて費用もかからないため、まずこちらができないかどうかを第一に考慮します。
ただ、この場合サイズを小さくすることによって長期的に安定した状態になるのかということを考えると、難しい場合もあります。
そういった場合は、後者である骨を造成するという方法を選択します。

骨の造成には、色々な方法があるのですが、インプラントを埋め込む際に同時に行うことができる場合も多いようです。
各歯科医院によって、その方法や考え方は異なると思いますので、納得がいくまで色々な医院で相談したりカウンセリングを受けたりすると良いと思います。

また、顎の骨の大きさや質によって、顎の骨と歯根とが結合する期間にも影響があると言われています。
骨の質が充分である人ならば、最短で8週間ほどで結合することができるのですが、不十分である場合だと3か月から半年近くかかるという場合があります。
これらは、インプラント手術を行う前の精密検査などでしっかりと調べてくれるはずです。

このように、インプラント手術において、土台となる顎の骨というのは非常に重要なものとなってくるのです。
顎の骨の状態などについては、前述したように事前の検査でしっかりと調べてもらえるので、それに合わせて治療方法や方針などを医師が説明してくれるはずです。
医師によって治療方針などが違うこともありますから、納得がいくまで色々な医院で相談をするというのも一つの手であると思います。

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