インプラントを入れることで、天然の歯と変わらない使い心地で噛むことができるという喜びを得ることができます。
しかしインプラント治療の特徴である、身体の骨に金属を埋め込むということは、私達の日常生活に何も影響を与えることは無いのでしょうか。
ただでさえ、ちょっぴり緊張することの多い、空港にある金属探知機。
何も所持していなくても緊張してしまうのに、金属であるインプラントを埋め込んでいる場合は反応してしまわないかドキドキしてしまいますね。
実際のところ、インプラントは金属探知機に反応してしまうのでしょうか。
どのくらいの確率かということはわかりませんが、インプラントが金属探知機に反応してしまうというケースはあるようです。
しかし、係員の指示に従って、個別に簡単な検査と質問を受けるだけで良いので心配することはありません。
国内旅行や、日本からの出国、日本への帰国の際は、係員に口頭でインプラントが入っているということを伝えれば大丈夫です。
一方、海外旅行に行かれるときは、空港で医療機関で発行してもらえるIDカードや証明書を見せることでスムーズに検査を通ることができます。
そのIDカードや証明書の内容というのは、英語で医療機関名や医師名、手術の内容、そしてインプラントが入っていて金属探知機に反応してしまうことがあるという旨が記されたものです。
英語が話せなくても、これを係員に提示すれば問題なく通過することができるはずですから、海外へ行かれる予定がある方は安心のためにも発行してもらうと良いですね。
似たような話で、インプラントを入れているとCT撮影やMRI撮影ができないと思っている方もいらっしゃるようです。
これも、インプラントの金属部分が撮影に影響を及ぼしてしまう可能性があるからだと思われているようなのですが、実際はインプラントを入れていることで問題視されたということは、これまでにはほとんど報告が無いそうです。
そのため、インプラントを入れていることで生活について大きな制限がかけられることはまず無いと考えてもらって良いと思います。