歯列矯正というのは、ガタガタになってしまっている歯並びをキレイにしたり、出っ歯になっている部分を治したりするという歯の治療の一種です。
見た目の美しさを求める場合にはもちろん、歯並びがガタガタになることで顎が歪みを生じたり、キレイに歯を清掃できないために虫歯や歯周病になりやすかったりもするため、そういった意味での治療としても行われている方法です。
よく歯科医院でも話題になっているインプラントは、この歯列矯正とはまた別の物になるのですが、歯列矯正の中でインプラントを取り入れる場合もあるようです。
インプラントは、失った歯を人工の歯根を埋め込むことで補うという治療法です。
1本や2本の歯だけが出っ張っていたり、気になったりしているというときに、その歯を抜いてしまい、インプラントの人工歯を入れることで解決するという方法をとることもあるようです。
しかし、これは本来健康であるはずの歯を抜かなくてはいけないために負担も大きいですし、一部の歯を人工歯にすることで、全体の噛み合わせのバランスが変わってきたりするため、結局全体を整える必要が出てくる場合があります。
そのため、あまり実施している人はいないようです。
他にもインプラントを活用したインプラント矯正という方法も存在します。
これは、新しい治療方法であるため、歯列矯正の中で取り入れている歯科医院はまだ少ないようです。
しかし、歯列矯正の長い期間がかかるというデメリットを克服することができると言われています。
インプラント矯正は、インプラントを固定源として使用することで、歯を確実に移動させることができるため、治療にかかる期間を大幅に短縮することができるのです。
さらに、確実な移動による良い治療結果を得ることもできます。
これから注目を浴びていくであろうと思われる治療方法ですが、インプラントを打つときに手術を行う必要があります。
この手術にかかる時間は、インプラント1本につき5分から10分程度で、その間は局所麻酔が使用されているため痛みはありません。
しかし、このインプラント手術について不安や恐怖心があるという方は多いと思うので、しっかりと医師と相談の上実施することをオススメします。